この記事でわかること
・スマートウォッチはどれを買えばいい?
・スマートバンドってウォッチとどう違うの?
・筆者のおすすめは?
こんにちは。りんです。
すっかりお馴染みになったスマートウォッチやスマートバンド。
街中でしている人も多いですし、筆者の周りでも付けている人・買いたくて探している人が増えました。
「スマートウォッチ、機能がありすぎて予算だけじゃ絞りきれないよ」
「スマートバンドってどう違うの? 安いけど物足りないか心配」
「結局どっちがいいのか分からない! 探すのやめた!」
となっている方、いないでしょうか。
まさに過去の私です。
そうして頭を抱えた過去の私にも向けた記事ですが、悩んでいるあなたの助けになれば嬉しいです。
この記事では、Apple Watchを4年、
(後述しますが、筆者が当時使っていた端末はApple Watch 5でかなり古い端末のため、リンク先は2024.7時点で最新の9にしております)
Garminを2年、
Xiaomiを使いはじめて半年くらい、
といった具合に、ウェアラブルデバイスを3種類試してきた筆者が感じたことをまとめていきます!
Apple WatchはやっぱりiPhoneとの連携が強い
筆者が利用していたのは2019年発売のApple Watch 5です。
元々は大学時代に買ったビジネスライクなアナログ時計を使っていました。
買ってみたきっかけは、前職がお寺の中を一日中歩き回る仕事で、「一日何歩ぐらい歩いてるんだろう?」と知りたくなったこと。
仕事中はスマホを持ち歩けないため、仕事中はただ時刻と歩数を確認するだけの贅沢な使い方でした。
価格に見合った高級感と質感の良さ
安っぽさが全く感じられないデザインで、価格もなかなかのもの。
社会人1年目には多少背伸びした時計だったかもしれませんが、
ちょっといい時計を付けていることで「しっかり頑張ろう」と背筋も伸びる副次的効果は感じていました。
また、文字盤の種類とデザインが豊富だったことも結構気に入っていました。
後述する端末でも文字盤のデザインは多くの中から選べますが、一つひとつが洗練されている感じはさすがのAppleという印象です。
iPhoneとの接続が非常に容易
周りの製品をAppleで統一したくなる理由はやはりこれでしょう。
他のスマートウォッチやバンドと違い、Apple Watch本体との接続やデータの同期がストレスなく行えます。
私はApple Watchは手放してしまいましたが、「上手な戦略だなあ」と思いながら結局iPadやMacを買ってしまいました。笑
▲バッテリーの持ちが非常に短い
ただ、ネックになったのがバッテリーの持ち具合。
仕事での使い道は歩数計測と時刻確認だけでiPhone本体とも接続していなかったにもかかわらず、
電池が2日と持ちませんでした(GPSモデルでもこの持ちでした)。
腕時計をこれほどの頻度で充電せねばならないことは思っていた以上にストレスで、後年これを手放す大きな理由の一つになりました。
(最新モデルの9も、バッテリー駆動時間は低電力モードで最大36時間との記述があります)
GarminはApple Watchとスマートバンドのいいとこどり
続いて試してみたのは、GarminのVenu Sq 2というモデル。
「Apple Watchよりバッテリーの持ちは欲しい」
「スマホの通知を時計で確認できるものがよい」
「(当時はまだカードタイプのSuicaを使っていたので)Suicaを搭載できるとなお嬉しい」
という条件で探し当たったデバイスで、価格も手頃だったことで選びました。
手頃な価格で十分に恩恵を受けられる
Apple Watch 5の約6万円(当時)に対し、Venu Sq 2はおよそ3万6000円(当時)。
大体半額ぐらいのスマートウォッチでしたが、機能面に関しては大きな不満もなく、快適に利用していました。
やはりバッテリーの持ちが格段に良くなったのがストレスフリーで、「充電を気にせず使いたい!」という方にはおすすめです。
また、LINEやDiscordの通知を見落とさずに済むのが非常に快適で、スマホをカバンの底にしまってあっても安心。
すぐ返すべき内容か後回しでいいのかがスマートに判断できるので、スマホを見る回数が減らせたのもよかったですね。
▲腕時計を外していても通知が届き続ける
ただ、長く使っているうちに一番気になったのはこの点。一番良かったと感じていた通知周りです。
帰宅して時計を外した後も、スマホに届くあらゆる通知を受信し続けるので、その度に時計が震えて意識とバッテリーを持っていかれます。
その都度電源を切ればいいのですが、サイドボタンの耐久性が低いので何度もオンオフしたくなかったのと、
何よりバッテリーの持ちが良好だっただけに、付けっぱなしで運用するメリットより、通知で何度も振動するストレスが上回るように感じてしまったんですね。
▲同期やアップデート周りの取り回しがよくなかった
これは意外でしたが、ちょっとした同期や本体のアップデートをスマホと接続して行う際のもっさり感が非常に気になりました。
通信環境が良好でも関係なく、スマホの画面を数十分付けっぱなしでする必要があり、それだけ待った末に失敗するケースも頻発。
この辺りはApple Watchでは気になったことがないので余計に気になってしまい、最終的にGarminも手放すことに。
Xiaomiはシンプルな代わりに全てがちょうどよい
紆余曲折を経て現在たどり着いたのは、Xiaomi Smart Band 8 Pro。
複数の機種を試して思ったこととして、
・便利だと思っていたSuicaの利用をiPhoneに移行したため、使わなくなった
・運動はするけど、ワークアウトを記録する機能を使ったことがない
でも、
・通知をパッと見られるのはかなりよかった
・充電頻度が週1くらいで済むことはやはり大事
……と、自分がスマートウォッチに求める機能が実は少ないことに気がつきました。
それで思い切ってスマートウォッチを離れてみることにしたのですが、価格は一気に下がって8980円。
「大丈夫かな?」という不安も大きかったですが、結果として(個人的には)大正解。
・スマートバンドとしてはかなり大きめの液晶(スマートウォッチとほとんど同じ)で、視認性良好
・歩数、運動量の目安、睡眠の監視など健康面の機能もしっかり備わっている
・アプリの挙動も良好で、スマホとの同期やアップデートもスムーズ
・LINEは受け取るけどメルカリは受け取らない、のようにバンド側で受信する通知の種類を選べる
・バンドを外しているときは通知を受信しないようにも設定できるため、無駄なバイブレーションがない
など、欲しかった機能周りを最低限カバーしつつ、これまで感じていた痒いところに手が届く仕様で大満足です。
一般的なアナログ時計との比較で一緒につけてみたので、参考にしてみてください。
また、レビューで見かけた「バンドの固定がやりづらい」という意見は、私はそこまで気になりませんでした。
確かに他のスマートウォッチとちょっと違う独特な方法で留めるのですが、何度かやれば慣れるので大きな問題はなさそうです。
ただ、ベルト部分がApple WatchやGarminと比べて汚れやすかったので、そこは気になるかも。
こまめにお手入れするか、別売りのレザーベルトを試してみても良いと思います。
ちなみに、1週間連続で睡眠の質を計測すると、自分の睡眠を動物に例えてくれる面白い機能がありまして、
私の場合はコアラタイプ(夜更かしだが、入眠すれば深く眠れる)とのことでした。
こうしてかわいく可視化してもらえるのも楽しいですし、自分の睡眠に関心をもついいきっかけだと思います。
結局どれがいいのか
スマートウォッチを6年ちょっと使ってきた身としては、スマートバンド(Xiaomi Smart Band 8 Pro)がちょうどいいという結論に至りました。
ただ、どの端末にもそれぞれのメリットは感じていて、
Appleデバイスとの連携、見た目の高級感が欲しい!→Apple Watch
手頃な価格帯でSuicaも使えるようにしたい!→Garmin
通知が見られるくらいの使い方で満足! 安いのがいい!→Xiaomi
といった具合で棲み分けもできているんだなあ、と3種類のデバイスを渡り歩いてきて感じました。
「初めてスマートウォッチ(バンド)を試すんだけど、どれがいいだろう?」という方には、予算的にも気軽に試しやすいスマートバンドが良いように思います。
その上で、「もう少し高級感が欲しい」「こういう機能は欲しいな」と感じたポイントに応じてアップグレードしていけると、
そうした面での失敗は減らせるのかなと思います。
選ぶデバイスによってはちょっとした家電を買うくらいの予算が必要ですが、求めているものによって結構価格帯が変わる買い物なので、
今回のレビューが皆さんの買い物の一助になることを願っています!