こんにちは。りんです。
先日、2年間ヘビーにお世話になったゲーミングノートPCを手放すため、街のPCショップへ買取依頼に出かけたのですが、
30分前後スリープしていただけのノートPCが「触っていられないほど発熱する」という恐ろしい体験をしました。
故障を覚悟するレベルの熱さで、実際しばらくの間何の反応もなく、起動もしない状態に。
非常に幸運なことに私の場合はことなきを得ましたが、
・ゲーミングノートPCを持っている方(購入を検討している方)
・普段PCをよく持ち歩いている方
にはぜひ読んでいただけたら幸いです。
この記事の結論
・ゲーミングノートPCを持ち運ぶときは電源を切るか、休止状態やスタンバイに!
・発熱していないか定期的に確認しよう!
たった30分持ち歩いただけなのに
長く使ってきたゲーミングノートPCを手放し、デスクトップPCに買い替えるため、1ヶ月ほど前に端末を初期化しました。
引用;https://cdn-dynmedia-1.microsoft.com/is/image/microsoftcorp/mcaps-atlife-RE4s6t9-800×450:VP5-800×450
さて出かけよう、と思ったところで、画面内に電源オプションのボタンがないことに気がつきました。
電源ボタンで物理的にシャットダウンするわけにもいかず、迷いましたが、PCを閉じて音が静かになったことを確認できたため、
「まあ短時間しか持ち歩かないから大丈夫だろう」という判断で持ち歩き用の保護ケースに詰め、自宅を出発。
駅まで10分歩き、10分電車に揺られ、駅から10分歩いて向かったPCショップで数分間ウィンドウショッピングした後、受付でPCを取り出すと……
熱すぎる。
触れた瞬間に感じた異常な熱さに顔をしかめながらPCを取り出すと、内部が焼け焦げたような恐ろしい匂いが。
人生で経験のない、明らかに「ヤバい」と分かる発熱で一気に血の気が引いていきます。
「やったかもしれん」という深い絶望と同時に、数ヶ月前に観たある動画の記憶が突然降ってきました。
動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=wp4A0gd0wXc
さいちょうさんは普段からよく拝見しているガジェットレビュアーさんで、この動画もチェックしていたのですが、
まさにこの動画と全く同じ状況に陥ろうとは、ご飯を食べながら悠々と視聴していた当時の私は思ってもいませんでした。
季節は7月初頭、真夏日に近い気温だったとはいえ、自宅も電車内も当然クーラーは効いていました。
にもかかわらず、PCは灼熱の炎天下で車のボンネットを触ったときのような熱さをまとっているのです。信じられません。
急いで対処を開始
ショップの店員さんにも「これは内部(の温度が)100度超えてる気がしますね……」と言われ、呆然とする私。
電源ボタンを押すも一切反応がなく、お店のサーキュレーターと私のハンディファンですぐに冷却を開始しました。
(まだ買取依頼もしていないPCに迅速な対処をしてくださった店員さんに、この場を借りてお礼申し上げます)
数分冷やすと電源こそついたものの、画面はすぐにブルースクリーンへ。
私はこのあたりで「ああ、これは十数万(買い取り見込み額)をドブに捨ててしまったんだ」という絶望と覚悟、
同時に「2年間毎日ヘビーにお世話になったPCをいとも簡単に壊した罪悪感」でいっぱいになりながら、カウンター前に立ち尽くしていました。
店員さんの判断で、サーキュレーターとハンディファンによる冷却をもう数分間加えた後、電源を再投入。
触れないほど熱かったPCはだいぶ落ち着きを取り戻し、果たして診断と自動回復の画面を経た末、何事もなかったかのように起動しました。
よかった。本当に良かった。
全身の力が抜けて、ホッとしたとしか言いようがない状況でした。
さいちょうさんも動画内で、冷却の末に事なきを得た後に「胸を撫で下ろすとはこのことかと思った」と表現されていますが、
このときの私も全く同じ心境でした。
季節関係なく、電源は落として持ち歩こう
その後、CPUやメモリの負荷テストを受けても問題なかったようで、想定していた見積り額の上限で無事に買取いただきました。
店員さん曰く、「起動した後で確認したらバッテリーがほとんどなかったので、何らかの原因でバッテリーを過度に消費して異常に発熱したのかも」とのこと。
ファン周りのホコリをはじめできる限りの清掃はしていましたし、掃除不足による減額もなかったので、その線は薄そうです。
しかも、私は真夏の出来事だったのに対し、さいちょうさんは真冬にこれを経験されています。
私の今回のケースでは、初期設定画面のため電源オプションがなかったと記憶していますが、
ゲーミングノートを持ち歩くときはスタンバイやふたを閉じてのスリープではなく、電源を切るか休止状態が望ましい、とハッキリ感じた出来事でした。
当初は「お昼を食べてからPCショップに行くか」と思っていたところ、なぜか直前で心変わりして、先にショップへ足を運ぶことにしたのですが、
こんなことになるなんて思ってもいなかったのでPCの温度も当然確認なんてしませんでした。
あのままランチなど行こうものならどうなっていたことか……想像するのも恐ろしいです。
一歩間違ってお昼を先に食べていたら。本当に壊れていたでしょう。
ゲーミングノートは小さな本体に機能を詰め込むため、性能と比較して高額なものも多いです。
皆さんも持ち歩かれる際は夏でも冬でも関係なく、しっかり電源を落とした上でお気をつけくださいね。