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日記

自分を文章化するということ

※以前noteに投稿していた内容を再構成してまとめています

私は身体的・精神的にもろい部分があるようで、定期的に、また長期間にわたって立ち止まることが多かった。

●小学5年生で海外の日本人学校へ。現地在住5年間のうち中学生時代のほとんどで不登校、帰国後は首都圏の高校へ
●東京の大学に進学後、演劇や心理学を学ぶ。3年生の一年間は強いうつ症状に悩まされる。国内留学や留年を経て、卒業後は宿坊従業員として入寺
●在職中に自律神経失調症・抑うつと診断、休職を経るも改善せずそのまま退職。現在はフリーター

このように、どこでどんな肩書きを持って生きていても変わることはなく、人生の節目で体調を崩したり思いつめたりしては立ち直り、を繰り返している。
何度かこういった経験を繰り返し、今回は日常生活が成立しなくなるレベルで心身を壊してしまった。
朝起きたり、顔を洗ったり着替えたり、ご飯を食べたり夜眠りについたりする全ての生活習慣に膨大なエネルギーが必要で、布団から動けない。
不運にも世界で新型コロナウイルスが流行し始め、就職で地元を離れていたことから近くに知り合いもおらず誰にも会えないタイミングだった。
勉強したり本を読んだり映画を観たりといった興味や好きのインプットすら、身体が言うことを聞かない。
ここまでの劇的な変化は初めてで「人間はこうやって壊れていくのだ」という実感を日々強めながら、当時の私は緩やかに絶望を深めていた。
何も生み出せない、何も吸収できない自分が実体を持って生きている現状を到底許すことができず、人生からのドロップアウトを願ってやまないもう一人の私との同居も、ずいぶん長かった。

そんな折、ある恩師から言われた言葉がこのブログを立ち上げるきっかけにもなっている。
「君には自分を客観視できる力と文章を書く力がある。苦しく辛い時期だろうが、感じることをとにかく言葉にし続けてほしい」
兼ねてから日々感じたことや観劇の感想、社会問題への意見をSNSに投稿していたのだが、だんだんと自分の中だけでは折り合いがつかない感情があふれ始め、つながっている人にそれを聴いてほしい、助けてほしいと祈るように思いの丈を綴っていたのが本音だ。
それでも、自己整理と承認欲求が大半を占めるような文章でも、一定数の方々がそれを評価してくれ、当初はありがたくも不思議な気持ちだった。
でも、自己満足が誰かの何かになり得るならという思いで、文章として立ち上げることで私の中の霧が晴れる手掛かりが得られるなら……という願いで文章を書き続けている。
そしてこの度、また少し違う場所で書いてみようと思い立った。

ここまで読んでくださってありがとうございます。
なるべくあなたの心に伝わりやすい文章を心掛けながら著してゆけたらと思います。
おこがましいことですが、もし私の言葉があなたの役に立ったなら、願わくはあなたの心に光を灯せるようなことがあれば、書き手としてそれほど幸せなことはありません。

ABOUT ME
りん
20代後半の元宿坊従業員。HSPです。 心身ともにリラックスしながら生きていける道を模索中。 様々なジャンルであなたの助けになる記事を目指していきます。

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