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体験談

HSPは家族や職場と距離を取るべきか

こんにちは。りんです。

「他人に気を遣いすぎて疲れる」

ということはよくありますが、この記事にいらした方は

「誰かが気を遣ってくれていることにも疲れる」

という性質で悩んではいませんか?
私も幼少期からHSPであると自認していて、良くも悪くも様々な出来事を敏感に捉えてしまう傾向があります。

個人的な経験から「HSP(やそれに似た性質を持っている人)は、近しい人とはある程度離れて暮らした方が楽になる」
という結論を得たので、そう感じてきた経緯を記していきます。

「家族と暮らしているけれど、気疲れしてしまう」

「周囲が気遣ってくれている事実に疲れてしまう」

という方に見ていっていただければ幸いです。

HSPと家族

2020年前後に自律神経失調症や抑うつで休職していた当時は、精神的にも相当やつれていました。
同時期にコロナの流行が本格的になり、気の知れた友人に会うことも、歳の近い親戚に会うこともできません。

そんな中で自分はまともに働くこともできず、職場近くの実家に身を寄せて療養させてもらっていましたが、
家族の前でも気を張り続ける性質が災いして、24時間誰かと一緒に過ごすことが本当に苦しかったのを覚えています。

祖母や両親のことは昔から好きですし、尊敬もしていて昔から関係は良好でした。
今回、私がこっぴどく身体を壊して日常生活もままならない状態で、かつコロナによる不安が日々強まる中でも、家族は寄り添ってくれました。
今現在も家族には助けてもらっていますし、改めてそのことには深く感謝しています。

ただ、当時は

「家族が気を遣ってくれているのが分かって苦しい」
「周りからの気遣いに対してまた気を遣う」

の無限ループに陥ったうえ、

「社会活動もできない体調不良」
「社会貢献や家事の手伝いもできない自分への嫌悪」

との合わせ技で、まさに地獄の苦しみの最中にいました。

「このままでは支えてくれている家族との関係が悪化するどころか、ひびが入って修復困難になりかねない」
と感じたことで、話し合いの末、お互いに行き来できる距離の離れた場所で一人暮らしさせてもらうことを決めたのです。
それ以来、家族とは月1くらいのペースで会いに行ったり来てもらったりするようにして、精神的な安定を比較的取り戻しました。

自分が心身で苦しい状況で、
誰かと同居していて、
その人が自分を助けてくれることが一周回って苦しい、
といった要素が重なっている場合、家族であっても物理的距離を取る方がいい可能性があります。

HSPと職場

また、誰にでもできる選択ではありませんが、思い切って職場から距離を置く方法もあるでしょう。

私はフルタイムで働くことはおろかアルバイトでもしんどい状態で、身体の状態もはっきり把握しきれていないので、
収入がほぼゼロだとしても、身一つで生きていく道を選ぶことしかできませんでした。
唯一、文章を書くことに関しては周囲からよく評価してもらい、自分でも多少自信があったので、こうして記事を書く生活をしています。

しかし、

・職場で誰かが怒鳴られている場面を見るだけで辛くなる
・同僚やお客さんに気を遣いすぎて消耗している
・そうしたことの積み重なりで、仕事やプライベートに影響が出ている

といった方は、フリーランスの道を考えてみるのもいいのではないでしょうか。

動画編集とイラストの仕事で生計を立てている友人がおり、私の素敵なプロフィール画像もその友人に描いてもらったものです。
SNSのアイコンやスマホの待受、招待状のデザイン等をお求めの方は、ぜひポートフォリオをご覧になってみてくださいね。

距離を取ることは、孤独になることではない

職場で誰かと働かない道を選ぶことによって、
同僚が怒られていることで自分まで怒られているように感じて苦しむこともなくなりますし、
上司に気を遣って一挙手一投足気が抜けない、ということもなくなるでしょう。

他方で、一人で仕事に向き合うこともそれはそれで難しいものです。
私も、ブログを始める前に請け負っていた書く仕事では、クライアントと顔が見えない中でのやり取りに慣れず戸惑ったり、
先方と連絡が全く取れずスケジュールが組めなかったり、私の不手際で迷惑をかけてしまったことも数知れませんでした。
そうしたとき相談に乗ってくれる上司や、互いにフォローし合える同僚がいる環境のありがたみも、とても強く感じました。

これは個人的に一番強く感じたことですが、やはり社会人は意識していないと簡単に孤立してしまいます。
療養とコロナ禍が重なったときは、職場の先輩や友人と会うこともできず孤独感が加速していきましたし、
特に個人事業主として生きていくことを選んだ以上は、職場での人間関係によるデメリットもメリットも基本的に手放すことになるので、
友人関係や家族との間柄、パートナーシップの重要性がより増すことになります。

よく会う友人や知人に普段のお礼を添えてプレゼントを渡したり、
遠方の家族と定期的にLINEでやり取りしたり、ときにはビデオ通話を繋いだり。
思い切って新しいコミュニティに飛び込んで世界を広げてみたり、
昔よく会っていた人と久しぶりに連絡を取って、近況報告をし合ったり……

当たり前のことばかりかもしれません。言い古されてきたことばかりだと思います。
でも、例えあなたのことを大事に思ってくれている人でも、先方から声をかけてくれる頻度は案外低いものです。
一歩踏み出して自分から行動することで、自分なりに「あなたとの関係を大切にしたいんだよ」という気持ちを伝えるようにしています。

あとがき

文章を書くことが得意と自負していましたが、ブログを立ち上げて以来、記事を定期的に書き続けることの難しさを痛感するばかりです。
ですが、収入が約束されない(それどころか当分の間はマイナス)ことと引き換えに得たこともたくさんあります。
一人静かに仕事と向き合える精神的な安寧を保つことができたほか、作業に取り掛かるまでは腰が重くても、執筆に向き合うと思いの外筆が進んで気づいたら2時間経っていた、という不思議な経験も何度もしました。

ここまで読んでくださったあなたが生き方に悩んでいるとしたら、その参考になっていることを心から願っています。

そして、少し脱線してしまいましたが、膨大な数の情報やWebサイトがある現代、駆け出しのブログである私の記事に目を留めてくださったことに、心よりお礼申し上げます。

ABOUT ME
りん
20代後半の元宿坊従業員。HSPです。 心身ともにリラックスしながら生きていける道を模索中。 様々なジャンルであなたの助けになる記事を目指していきます。

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